いきログ

インハウスデザイナーやってる会社員がフリーランス転身を目指して生きる日々の記録ブログ。【※noteに移行して更新終了しています】

「自信ない病」の原因を最近発見した話

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何かにつけて脳裏に浮かんでくる言葉がある。

「自信ない」の一言。

仕事でとんでもない失態をしたとか、

小さい頃たいそうひどいいじめにあった・・・とか、

そういう「過去にあった重大な出来事」から発生する「自信ない」ではない。

テスト前夜に何も勉強しなかったが故に出てくるような、アクションを起こしていない事が原因の「自信ない」でもなかった。

なんかだかよくわからないけど、仕事でも、私生活でも、

何をしていても「自信ない」という感覚があった。

 

そういう「自信ない病」自覚症状がある人がいきなり

「フリーで仕事をすることにしました」と言い出したものなので

周囲の人からそれとなく、それはそれは心配されてしまうのは、

必然だったのだ…としか言いようがない。

「ふーん、大丈夫なの?」とか「ここまで頑張ったのにもったいないよ〜」とか

真剣に聞いてくれる人もいれば、

軽妙なノリで「いいね!やっちゃいなよ!」と言ってくる人もいて

各方面の反応をありがたく受け止める日々が今も続き

これまで深く掘り下げてこなかったような事を考えるようになっている。 

「今の環境を離れて本当に大丈夫なのかな?」とか

「自分が本当にやりたい事って、なんなの?」とか、そういう感じの事を

毎日問い続けるようになった。

 

思い返せば、昔から集団に馴染むのがあまり得意ではなく、

クラス替えのたびに浮いているような、そいう機会が多い子供だった。

(※当時は不本意だと思っていた)

あのときどうして同級生の輪の中に入っていけなかったのだろう?掘り下げて考えてみると

当時、キラキラ輝いていた子たちが夢中になっていたのは、オシャレとか、お化粧とか、ダンスとか。

後は・・・なんだったか? とにかく彼女たちには様々な熱中しているものがあった。

今考えてみれば、同じコンテンツに、同じくらいの「熱」を持っている人同士が繋がっている環境だった。

私は絵を描くことこそ大好きだったけど、そこまでの熱量を持っていなかった。

絵が上手な人はたくさんいるし、ましてや「絵」そのものでご飯を食べていけるほどではないと思っていた。

今でこそツイッターやインスタグラムを通して仕事が獲得できる世の中になっているが

自分が学生だった頃は「SNS」という単語がまだ存在しない世界で

自分の好きなことでどうやって未来を生きればいいのか描けるはずもなかった。

ので、「これこそが理想の人生だ!」という成功像を描くことすら諦めて

「きっとなんとかなるだろう」と、とっても適当に将来を考えていた。

多分、そういうのが原因だったのだろう。

クラスには同じように絵に熱を持った人たち、「美大を目指している人たち」がいたけど、私が彼女たちの輪の中に入っていくことはなかった。

  

 

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会社員をやめれば色々な制約から解放される。そのぶん引き受けるものも増える。

時間とか、環境の自由を「どう使って」生きていくのか、

その部分が全て自分の責任になる。

会社というのは大きな船みたいなものだと思っている。

自分は方角がわからなくても、自分より詳しい誰かが船に乗っている。

誰かが舵とりをしてくれて、目的地まで導いてくれるようになっている。

私はこれからその船を降りようとしているところなので

舵の取り方とか、方角の読み方とかを覚える必要がある。

 

そういうわけで、先に舵をとりをはじめた先輩方の話を聞きたくなり

フリーランス交流会イベントに行った。

(その様子は以前記事に書いた)

imai88.hatenablog.com

そこで明らかになったのは、

「私はどこを目指しているのか考えてなかった」ということだ。

デザインすることが大好きで、より良い制作環境が欲しくて走り始めたけれど

「デザインでどのように生きていき、最終的にどこに到着したいのか」が

全く抜けていた。

例えばある日、

「これからの5年はマラソンをしたい!マラソンに時間を費やす期間にしたい!」

と思い立ったとして

マラソンを通して「何」をしたいのか、

マラソンをする目的が何なのかが大事になってくるのではないだろうか?

1,「一緒に走る走り仲間を増やすために」マラソンをやりたい。

2,「マラソンの楽しさを非マラソン人口に伝えたくて」マラソンをやりたい。

3,「全都道府県を踏襲したくて」マラソンをやりたい。

「マラソン楽しい!」という同じスタートラインでも、目指すゴールが異なれば

そこ向かって実際にする事、落とし込む内容が随分変わってくるはずだ。

本当に望んでいることは1なのに、

「チャレンジスケールが大きい方が燃えるから」と見栄を張って3を目的に据えてしまい、勘違いしたまま全国へ走り出してしまったとする。

そしたら、後から不要な後悔を沢山することになるのではないだろうか?

 

私の「デザインで仕事をしていきたい!」が目指す先がどこなの?とつっこまれると

実はまだはっきりしていなくて、ちょうど慌てて掘り下げている最中だ。

色々な方と会って、頭の中で考えている事を声に出して話していくと、

少しづつ「ゴール」の形が見えてくる。

今はそれに集中して毎日を過ごしている。

 

つい最近、深掘りをしている途中で「自信ない病」の原因を発見できた。

これは私の人生において結構大きな発見だった。 

頭の中に度々浮かぶ「自信ない」の中身は

「今立っているこの場所が、目的地までの通過点として正しいのか、全くわからない」だった。

高校生の頃、「自分には食べていける実力はない」と早々に諦め

目的地を決めることから逃げてしまった。

その後も、潮の流れに合わせてただ流れるだけのような生き方をしていたので

目的地のことなんて考えた事がなかったのだった。

目的地がないから、最後にどこへ到着すればいいのかわからない。

だから、何をしても・どこへ向かっても・色々技術を身につけても

「自信ない」が浮かんできた。

  

自分で書いておきながら思うのだが 、正直この記事は

「もうすぐフリーで仕事をやります」て言っている人が

書くような内容ではないと思う。(何の参考にならない文章かも

それでもこのもやものやしたものを書き出したのは、

これまで逃げ出してばかりだった「目的地決め」から

今度こそ逃げないようにするためだ。(へなちょこすぎる)

  

というわけで、フリーに向けて準備中のこの時期、しっかり掘り下げていきたいと思います。

 

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